スープストックトーキョーの「ニセ」炎上と営業戦略の一瞬の成功
- 浩二 橋本
- 2023年5月6日
- 読了時間: 2分

先週、飲食チェーンのSoup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)がネットで炎上した、と話題になりましたが、実はそれは「ニセ」炎上だったんですよ。しかも、この騒ぎにより、チェーン店の営業戦略が一瞬で達成されたという、ちょっと痛快なオチがつきました。経緯を見てみましょう。
すべては、一部店舗で行われていた「乳幼児に離乳食をタダで提供します」という取り組みが発端でした。これは以前から好評で、これを「全国の店舗に展開!」とサイトやSNSに投稿したところ、一部のメディアが「スープストックの新施策が炎上」というネット記事を掲載したんですね。すると、「女性が一人で入れる店だったのに!」「子供が苦手なのでもう行かない」「余計なことするな!」「まともな客は来ない」などの批判がツイッター上で大荒れとなったと報じられました。
ツイッターのトレンドにも上がるほどの反響でしたが、実際は批判がほとんどなく、むしろ好意的な意見が多かったんです。これはいわゆる「非実在型ネット炎上」で、実際には炎上にほど遠い反応だったのに、ごく少数の反発を取り上げてメディアが「炎上!」と報じた結果、注目を集め、炎上が既成事実となってしまったケースです。
しかし、注目すべきはスープストックのサイトに掲載されている、この取り組みに関するコメントなんですよ。









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